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                                                                                    蛇姫池の祟り

 JR宝寺踏切から観音寺(山崎聖天)さんへ行く途中の左手に、桜や睡蓮等が美しい花を咲かせている池があります。この池は昔はある農家の灌漑用のため池でした。

 幕末かそれ以前かよく分からないのですが、若い娘さんがこの池に落ちて亡くなりました。いじめなのか、失恋なのか原因は不明なのですが、それから近在では不幸な事件が続きました。

 不思議に思って占い師にみてもらうと、亡くなった娘が蛇になっているとでました。
そこで池のほとりに祠を建てて娘の霊をおまつりしたところ、不幸は止んだとのことです。

 こうした悲しい伝説があり、誰がつけたかこの池は蛇姫池と呼ばれています。今も池の端に小さな祠があります。

 又、禁門の変の後、JR踏切付近で、真木和泉守とそれを追ってきた会津藩等との間で戦いがあって、多くの兵士が負傷しました。大きな怪我をすると水を飲みたくなり、飲むと死ぬそうですが、負傷した兵士が蛇姫池で沢山死んだそうです。