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               宝積寺

                     タラヨウ

  宝積寺は奈良時代、行基が創建した山崎院に因む乙訓地方屈指の歴史を誇り、本尊の十一面観音立像、閻魔五尊像、三重塔、山門の仁王像などの多くの重要文化財を有し、また4月18日の鬼くすべ(追儺式)など数々の伝統行事に見るべきものがあります。
 山門の手前左側に樹高7〜8mもあろうかと思われる大きなタラヨウの木があります。
タラヨウは葉の裏を傷つけると黒く変色するので字を書くことができ、「葉書」の語源であるといいます。
 古代のインドでは、経文は紙の代用品である、ヤシ科のタラジュ(多羅樹)という木から作った貝葉(バイヨウ)に書きました。その多羅樹に似ていることから「多羅葉」と名づけられたといいます。
 郵便会社はこの木を「郵便局の木」に指定し、郵便局の入り口脇に植えているのをしばしば見ることがあります。また、この葉は切手を貼ると葉書として使用できます。

                         宝寺山門     鬼くすべ               
                       山門                       鬼くすべ   
                    
         タラヨウの木   タラヨウの葉
                           山門脇のタラヨウの木                   タラヨウの葉